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自意識について

ここ最近自意識について考える時間が長かったので書きます。

きっかけは一冊のエッセイです。




なららの おつかれより、楽しいことば

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皆さんご存知、オードリー若林さんのエッセイ「ナナメの夕暮れ」を読了した。

詳しい内容は省略するが、何事もナナメに考えてしまう若林さんの

自分の中の考えについて綴った文章を、何年か分まとめて本にしたものだ。

共感して、自分自身について考えさせられることが多かった。



「人見知り」「男子校出身」「アメフト好き」「ラップを聞く」

偶然の共通点が多いのも理由かもしれない。

M-1の記憶も強く残っているし、最近はラジオも聞いている。



私の話を少し。。。


中学の頃は友達がいなかった。

休み時間には本を読み、クラスメイトに「陰キャラ四天王」と呼ばれていることをうわさで聞いた(残り三人は知らない)


高校時代は多少人とも話すこともあったが、概ね退屈な日々だった

この一行で説明出来るくらいだ。 本当になにもない。


根本の暗さと自信のなさは、ここまでで揺るがないものとなってしまったようだ。

流行りの音楽をダサいと思い、街中のカップルに僻み

大衆的なものをひたすらに拒んだ(この時点で拗らせ確定である)

共通の話題で盛り上がる同年代を横目に、

羨ましく思っていたが、それを認めたくはなかった。

絶対なんねーよ!!! と思っていた。

楽しくない日々を過ごし、自分が空っぽのように思えた。





大学生の四年間は、確かに自分の人生の中で大きな変化に違いない

女の子の多いバイトをしたおかげか、人と会話できるようになった。

生まれて初めての彼女もできた

サークルに入って合宿に参加したし、なんなら取りまとめ役の一員にもなった。

下宿の友達の家でタコパもした。タコパだってよ。タコパ

あんなにバカにしてたのに

絶対なんねーよ!!! とか言ってたのに




高校まででは想像もできなかったことだ。





でも結局何も満たされなかった。 変わっていなかった。

「カップルっぽいこと」も「大学生っぽいこと」も考え付く限りはしたし

高校時代に「自分が楽しくないのは、、、」と考えていた理由をなくすことは実行したのに、だ

結局はサークルの人気者を妬み、友達とのLINEの後に孤独を感じた


なんだよ! 恋人がいれば人生楽しいんじゃねえのかよ!

サークルメンバーでユニバに行けばリア充じゃないのかよ!




私は落胆した。(知らんがな)



就活が始まると、自分の虚空さと対面させられた

面接で話すことなんてないし、そもそも上手く話せない。

たくさんの会社に落ちた。


それでも周りの「THE就活生」みたいな人を笑い、

「今から銀行受けるとかキッツ 笑」と人を見下して安心していた。

もう、救いようがないよね・・・

こんなやつ不採用で正解ですよ




今は何かの縁もあり、東京で会社員をしている

生活自体は大体満足だ。


人混みが嫌いで、「人が多いということは、自分は多くの人と同じ行動をしているのか」と思い

そんな自分を嫌いになった



まさに「拗らせている」。 現在進行形だ。

自分が特別ではないから、人と同じということが不安で仕方ないのだ。

なんの変哲もない存在のくせに




そんな中、若林さんのエッセイを読んだ。

拗らせを笑いに昇華させており、面白くも刺さる文章が多かった。 

自意識過剰にお勧めだ。

私は残り二冊のエッセイも買った。



「今の自分を肯定する」ということが足りなかったピースであり、

埋めるべきものだと思うようになった。

うわべの言葉じゃない、血と肉が生む文章を私は力に変えたいと思った。

少しだが、自分に自信も出てきたし

今日は人混みも苦しくなかった


その中で、大きなポイントが「若林さんは大人になった」

ということだ。

エッセイの後半には、年齢によるものなのか

精神的に「大人」になった過程が書かれていた


私は少し怖かった。

今の感情が失われることへの恐怖と、自分の未来を見てしまったような感覚によって。

自分もいずれはそうなるのだろうか

それはそれでなんだか悲しい  (めんどくせえなぁ)



だが、それは避けられないのであろう。

自分もいずれ「大人」になる。

若林さんがそうなったように





なんてね



絶対なんねーよ!!!







それじゃあ、またね

by narara16g | 2018-12-23 00:20 | 自己紹介

後ろ向き思考を反転させよう


by ならら